歯間ブラシの上手な使い方
2023年08月18日
毎日の歯磨き、歯ブラシだけで終わりにしていませんか?
歯ブラシだけでは6割程度の汚れしか落とすことが出来ないと言われています。糸ようじや、歯間ブラシを併用する事で、ほとんどの汚れを落とすことが出来るようになります。今回は歯間ブラシの上手な使い方をご紹介します。

・歯間ブラシの種類
歯間ブラシは大きく分けて2種類あり、本体そのものに角度がついている「アングルタイプ(L型)」と、ご自身で好みの方向に曲げられる「ストレートタイプ(I型)」があります。機能に差はありませんが、初心者の方や奥歯にも使いやすいのはアングルタイプです。また、メーカーにより異なりますが、当院で取り扱いのあるものでは4SサイズからLLサイズまで7種類のサイズがあります。ご自身のお口の中の状態によって適切なものを選ぶことが大切です。サイズが小さすぎると清掃効率が悪くなり、大きすぎると歯ぐきを傷つける原因となるので、サイズ選びが不安な場合は歯科衛生士に相談しましょう。
・歯間ブラシの使い方
鉛筆をもつように軽い力で握り、鏡を見ながらゆっくりと歯と歯の間に歯間ブラシを入れます。このとき、ブラシを歯ぐきに沿わせて斜めにして入れると歯ぐきを傷つけにくくなります。ブラシを入れたら歯面に沿わせるように意識しながら、水平に10往復動かします。外側からだけでなく、内側からもブラシを入れることで満遍なく汚れを除去することができます。
・歯間ブラシを使うべき場所
歯周病が進行すると、歯ぐきが下がって歯間部が広がります。このような場所にはデンタルフロスよりも広範囲を清掃できる歯間ブラシがおすすめです。また、ブリッジ(補綴物)が入っている箇所も歯間ブラシを使うことで効率よく清掃できます。繋がっている冠の部分にはデンタルフロスは通せないため、歯間ブラシでダミーの歯の汚れもしっかり除去しましょう。

このように、歯間ブラシは正しく使うことで効率よく汚れを除去できる非常に便利な補助清掃用具です。必ず鏡を見ながら使用し、歯ぐきを傷つけないように気をつけましょう。
歯間ブラシのサイズ選びや使い方が分からない方には、歯科衛生士が丁寧にアドバイスいたします。いつでもお気軽にご相談ください。
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フロスの種類と使い方
2023年08月4日
毎日歯磨きをする方がほとんどかと思いますが、歯ブラシで磨いて終わりにしていませんか?
歯ブラシだけではお口の中の汚れの6割程度しか落とすことができないといわれています。デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助清掃用具を併用することで、8割ほどの汚れを落とすことができるようになるのです。今回は、デンタルフロスの種類や使い方をご紹介します。

・デンタルフロスの種類
デンタルフロスは大きく分けて2種類あり、ご自身で好きな長さに切って指に巻き付けて使う「ロールタイプ」と、持ち手がついている「ホルダータイプ」があります。ホルダータイプは更に2種類に分かれており、縦向きに糸がついているF型と、横向きに糸がついているY型があります。どの種類を選んでいただいても、機能に差はありません。ロールタイプはどのような場所にもオールマイティーに使うことができ、コストパフォーマンスにも優れていますが、デンタルフロスを使い慣れていない方はまずホルダータイプから試してみましょう。
・ホルダータイプの使い方
F型は下顎の前歯などに使いやすく、Y型は奥歯に特に適しています。使いやすいものをえらんでみましょう。デンタルフロスを使うときには、まず歯と歯の間にデンタルフロスの糸をあて、小刻みに前後に動かしながら糸を入れます。糸を歯面に沿わせるように上下に動かして汚れを絡めとりましょう。このとき、歯ぐきより1mmほど下まで糸を入れるように意識するとより効果的です。反対側の歯面も忘れずに清掃してから、糸をゆっくりと取り出します。
・ロールタイプの使い方
ホルダータイプに慣れてきたら、ロールタイプにも挑戦してみましょう。デンタルフロスを容器から引き出して40cmほどの長さに切り、左右の中指に2~3週巻きつけます。指と指の間の糸が10cm程度になるまで巻きつけたら、ホルダータイプのときと同様に歯面を清掃します。次の歯を清掃するときは、指に巻きつけている糸をずらし、新しい部分を使えるようにしましょう。

このように、デンタルフロスは正しく使うことで効率よくプラークを除去できる非常に便利な補助清掃用具です。必ず鏡を見ながら使用し、歯ぐきを傷つけないように気をつけましょう。
デンタルフロスの選び方や使い方が分からない方には、歯科衛生士が丁寧にアドバイスいたします。いつでもお気軽にご相談ください。
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