小児歯科検診なぜ必要?
2024年05月17日
大人と一緒で、小さなお子さまにとっても歯科医院で定期的に検診を受けることは、さまざまなメリットがあります。今回は、小児歯科検診の必要性についてお話していきます。
〇小児歯科検診の必要性
小児歯科検診を受けることで、以下のようなメリットがあります。
1.虫歯の予防・早期発見ができる
定期検診を受けることで、虫歯の予防・早期発見に繋がります。乳歯が虫歯になるとその後生えてくる永久歯が弱くなってしまうため、乳歯のうちからしっかりと虫歯予防をしていく必要があるのです。歯科医院では、フッ素塗布やシーラントなどを施し、虫歯予防をしていきます。また、乳歯や生えたばかりの永久歯は虫歯になりやすく、進行も早いという特徴があります。万が一虫歯になってしまった場合でも、定期検診を受けていることで早期発見へと繋がり、重度になる前に治療を行うことができます。
2.正しい歯磨きや仕上げ磨きの方法を教えてもらえる
10歳くらいまでは、お子さま自身の歯磨きだけでは汚れが満足に落としきれないことも多く、保護者の方が仕上げ磨きを行う必要があります。歯科医院では、お子さまへの歯磨き指導はもちろん、保護者の方への仕上げ磨きの指導も行います。また、定期検診の際に、どれだけお子さま自身で磨けているかのチェックを行うことで、将来的にお子さま自身が自分でしっかりと歯磨きができるようになります。
3.お子さまの歯並びや気になる癖について相談できる
歯並びが悪いと、将来的に見た目にコンプレックスを感じてしまったり、虫歯や歯周病のリスクが高まったりする場合もあります。定期検診を受けていれば、お子さまの歯並びの状態に合わせた適切なタイミングで歯列矯正を始めることが可能です。また、指しゃぶりや口呼吸などの歯並びに影響する癖に関しても相談することができます。
4.歯科医院に慣れることでネガティブなイメージがなくなる
歯科医院といえば、「痛い」「怖い」というイメージを持つお子さまが多いのが現状です。しかし、幼少期から定期的に歯科検診に来ていただくことで、歯科医院への恐怖心やマイナスイメージがなくなり、歯科医院への抵抗感がなくなるというメリットがあります。さらなる予防歯科の定着を目指すためにも、幼少期から歯科医院への抵抗感をなくすことは非常に大切なことです。
〇まとめ
小児歯科検診の必要性についてお話しました。お子さまの大切な歯を守るため、ぜひ定期的に歯科医院にいらしてくださいね。