歯の生え変わり
2023年12月15日
6歳〜12歳にかけて、乳歯から永久歯に生え変わっていきます。一般的に、下の前歯が1番初めに抜けることが多いとされています。
生え変わったばかりの歯は、やわらかく酸に弱い状態となっており、歯の表面が粗く、汚れが付着しやすいです。そのため、非常に虫歯になりやすく、普段の歯磨きはもちろんのこと、フッ素の塗布などの虫歯対策をしていく必要があります。
⚫︎基本的な萌出時期
一般的には下の前歯(乳中切歯)が6歳頃に抜け、永久歯が生えてきます。そして、前から6番目の歯である、「第一大臼歯」が生えてくるのもこのころです。その後も順を追って、乳歯から永久歯へと生え変わっていきます。親知らずは一般的に、17歳〜21歳頃に生えてきます。親知らずの萌出には個人差があり、生えない方もいます。生え変わりの時期は、お子さんの歯をよく観察することが大切です。永久歯が後ろから生えてきているのに、乳歯が抜けないなどのトラブルもよく見られるので、異変があればすぐ歯科医院を受診しましょう。
⚫︎早期萌出、晩期萌出の個人差
萌出時期に関してはあくまでも目安になるので、個人差があると考えてください。しかし、余りにも基本的な萌出時期とかけ離れている時は、歯科医院を受診したほうがよい場合もあります。目安としては、基本的な萌出時期と約1年前後違うと「早期萌出」、「晩期萌出」と呼ばれます。歯科医院で相談してみましょう。