意外と知らない?歯磨き粉の正しい使い方と適量について
2025年10月24日
こんにちは。
三芳町ふじみ野、富士見市の歯医者、清水歯科医院です。
毎日の歯磨きに欠かせない「歯磨き粉」。皆さんはどのくらいの量をつけて、どのように使っていますか?意外と自己流で使っている方が多いのですが、実は歯磨き粉の量や使い方にはポイントがあります。正しく使うことで、むし歯予防や口臭予防の効果をしっかりと引き出すことができるのです。今回は、歯磨き粉の使用法や量について詳しくご紹介します。

〇歯磨き粉の量はどれくらい?
歯磨き粉をつけすぎると、泡立ちや爽快感で「磨けた気分」になりやすく、実際には磨き残しが出てしまうことがあります。逆に少なすぎると有効成分が十分に行き渡らず、効果が半減してしまいます。年齢によっても適切な量が異なります。
●3~6歳未満:子ども用歯ブラシの約1/3量
●6歳以上:子ども用歯ブラシの約1/2量
●成人:歯ブラシの毛部分全体
大人の方は「少し多いかな?」と感じるくらいがちょうど良いと言われています。

〇歯磨き粉をつけるタイミング
歯磨き粉は、必ずしも「最初から全体につける必要はない」とご存じでしょうか。最初からたっぷりの歯磨き粉を使うと、すぐに泡立って口の中がいっぱいになり、しっかりと歯を磨く前にうがいをしてしまうこともあります。おすすめは、最初は少量をブラシにつけて磨き、途中で追加する方法です。これなら口の中が泡だらけにならず、最後まで落ち着いて丁寧に磨けます。
〇歯磨き粉の使い方のポイント
・歯ブラシは軽い力で
歯磨き粉をつけすぎるとゴシゴシ磨きたくなりますが、力を入れすぎると歯ぐきを傷つけたり知覚過敏を悪化させたりする原因になります。毛先を歯と歯ぐきの境目に当て、やさしく動かしましょう。
・2〜3分かけて磨く
歯磨き粉に含まれるフッ素などの有効成分は、歯に触れて初めて効果を発揮します。短時間で終わらせず、2〜3分を目安に全体を磨きましょう。
・すすぎすぎない
歯磨き後に何度も強くうがいをすると、せっかくのフッ素などが流れ落ちてしまいます。コップにほんの少しの水を入れ、軽く1回すすぐ程度がおすすめです。

〇最後に
歯磨き粉は「つければ良い」というものではなく、年齢に応じた適量を使い、適切な方法で磨くことが大切です。毎日の習慣だからこそ、正しい使い方を身につけて、むし歯や歯周病から大切な歯を守りましょう。









049-258-7475


