顎関節症パート2 ~セルフケア~
2023年04月21日
「顎が痛い」「口が開かない」「顎を動かすと音がする」
この3つの症状に心当たりがある方は、顎関節症かもしれません。
顎関節症は2人に1人が経験するとも言われていますが、治療のために来院される患者様は非常に少ない疾患です。
顎の痛みがある場合には、次のような方法をお試しください
・咬筋のマッサージ
咬むときに使う筋肉である咬筋をほぐしてみましょう。マッサージをする場所は、顎のえらの角のすぐ脇あたりです。噛みしめると盛り上がるところを円を描くようにゆっくりとマッサージします。朝晩5~10分を目安に、少し痛みが出る程度の強さで行うとよいでしょう。入浴しながら行うと、筋肉も温まってほぐれやすくなります。
・温罨法(おんあんぽう)
痛む部分を蒸しタオルなどで温めてみましょう。筋肉の緊張がほぐれ、痛みの緩和が期待できます。蒸しタオルは水に濡らしたタオルを固く絞ってからラップに包み、電子レンジで500Wで30秒~1分ほど暖めると簡単に準備することができます。
・口の筋肉のストレッチ
口をまっすぐ上下に開くところまで開けます。そこから更に力を入れてゆっくりと10秒数えます。指を使って開いた口を支えても大丈夫です。これを朝昼晩それぞれ5~10回程繰り返しましょう。多少の痛みであれば継続していただいて問題ありませんが、強い痛みが持続するようであれば中断して歯科医院を受診してください。
顎の痛みには、今回ご紹介したようなセルフケアも有効です。
痛みや違和感が続く場合は、お気軽に当院までご相談ください。