子どもの口腔機能低下症とは?見逃せないサインを知ろう
2025年08月22日
こんにちは。
三芳町ふじみ野、富士見市の歯医者、清水歯科医院です。
近年、子どもの口の健康に関する新しい問題として注目されているのが「口腔機能低下症」です。これは本来、高齢者に多いとされてきた症状ですが、現代の子どもたちにも広がりつつあります。柔らかい食事や運動不足、長時間のスマホ利用など、日常の生活習慣が原因となり、噛む力や舌の動き、飲み込む力などが十分に発達しないケースが増えているのです。見た目や会話にはっきりと表れないことも多く、気づかないまま成長してしまう子どもも少なくありません。

〇子どもの口腔機能低下症とは
口腔機能低下症は、食べる・話す・飲み込むなどの口の働きが低下している状態です。子どもに発症すると、成長期に必要な機能発達が妨げられ、将来の歯並びや全身の健康に影響を及ぼすことがあります。
〇口腔機能低下症はなぜ起こる?
子どもの口腔機能低下の背景には、以下のような要因があります。
・やわらかい食べ物中心の食生活
噛む回数が減り、顎や口周りの筋肉が発達しにくくなります。
・長時間のスマホ・ゲーム姿勢
姿勢の乱れが顎の位置や舌の動きに悪影響を及ぼします。
・口呼吸の習慣
鼻呼吸ができず、口の乾燥や舌の位置異常を引き起こします。
・授乳・離乳食の進め方の影響
適切な時期に噛む・飲み込む経験が不足することで機能発達が遅れることがあります。
〇気づきやすいサイン
保護者が日常生活でチェックできるサインには、次のようなものがあります。
・食事中にあまり噛まない、すぐ飲み込む
・発音が不明瞭、言葉が聞き取りにくい
・口をぽかんと開けている時間が長い
・よくむせる、飲み込みに時間がかかる
・顎や顔の筋肉が発達していない
これらが続く場合は、歯科医院や小児歯科での相談が望ましいでしょう。
〇放置するとどうなる?
口腔機能低下症をそのままにしておくと、将来的に咬み合わせの不正、発音障害、むし歯や歯周病リスクの増加、姿勢不良など全身への影響が広がる可能性があります。また、十分に噛めないことで消化器官にも負担がかかり、栄養バランスにも影響します。

〇最後に
子どもの口腔機能低下症は、見逃されやすい一方で、将来の健康や発育に深く関わる重要な問題です。早期に気づき、生活習慣の改善や専門家のアドバイスを受けることで、多くは改善が期待できます。「ちょっと気になるかも」と思ったら、早めの相談をおすすめします。







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